ダイヤモンドの透明度を評価する基準がクラリティです。
クラリティグレードは、表面特徴(ブレミッシュ)内部特徴(インクルージョン)種類大きさ数量位置に基づき総合判断されます。
熟練したグレーダーが10倍ルーペで観察し、その程度に応じて11ランクに分類されます。
したがって、一般の方がランク分けするには難しいですが、すでに鑑定されたダイヤモンドを自分で判断し、答え合わせのように確認することを多く行うとその判断が少しずつ養われます。
なお、VS1以上はルーペだけで発見することは難しいかもしれませんので、ルーペだけで査定などの判断しない方がよろしいかもしれません。

ブレミッシュとインクルージョンの種類を覚えるのは、ビギナーの方にはハードルがあるのでここでは割愛します。

FL 熟練者が10倍に拡大して検査し、いかなる内部及び外部の欠点も発見できない。
IF 10倍に拡大して検査し、インクルージョンは発見できないが、軽い研摩により取り除けるような軽微なブレミッシュがあるもの。
VVS1 熟練者による10倍の拡大検査で発見困難なインクルージョンまたは、発見が困難なブレミッシュがあるもの。
VVS2 VVS1と同等で、10倍に拡大して発見が困難なインクルージョンまたは、やや発見が困難なブレミッシュがあるもの。
VS1 熟練者による10倍の拡大検査で発見がやや困難な程度のインクルージョンややや目立つブレミッシュがあるもの。
VS2 熟練者による10倍のかください検査で、場所によっては見える程度のインクルージョンややや目立つブレミッシュがあるもの。
SI1 10倍の拡大検査で、困難なく発見が可能なインクルージョンがあるもの。
SI2 SI1と同等で、10倍の拡大検査で、困難なく発見が可能なインクルージョンがあるもの。
I1 場所によっては、欠陥が肉眼で発見できるもの。
I2 テーブル面から欠点が肉眼で発見できるもの。
I3 テーブル面から欠点が肉眼で発見でき、輝きに影響を及ぼすもの。